韓国ドラマ「ホテルデルーナ～月明かりの恋人～」のあらすじと感想をまとめました

2019年に韓国のtvNで制作、放送されたドラマが「ホテルデルーナ～月明かりの恋人～」です。後にアメリカ版にリメイクされたり韓国でミュージカルにもなりました。

脚本を執筆したのは、ホン・ジナとホン・ジャラム姉妹です。マイガールや最高の愛などが高評価の彼女らが描く次期作ということで、放送前から随分と話題になっていました。

話題性に負けることなくミステリアスドラマとしての面白さもあり2019年のtvNドラマ最高視聴率を記録しました。

韓国ドラマ「ホテルデルーナ」の視聴率

韓国ドラマ「ホテルデルーナ」は、2019年7月から9月まで放送されました。

全16回のこの作品は、tvNドラマにおける視聴率の歴代を次々に更新して、最終回となる第16話では最高視聴率の12％超えを記録しました。

そして、先述の通り2019年のtvNドラマの中でナンバー1の視聴率でした。

韓国ドラマ「ホテルデルーナ」のキャスト

ホテルデルーナの女社長である支配人チャン・マンウォル役を演じたのがイ・ジウンです。彼女は歌手のIUとしても活躍していますね。美人だけど気が強い個性的なキャラクターを演じています。

一方、相手役のエリートホテルマンであるク・チャンソンを演じたのはヨ・ジングです。子役の頃から培ってきた本格派な演技が光っています。

他のキャストとしては、ホテルデルーナの腕利きバーテンダーであるキ厶・ソンビ役をシン・ジョングン。客室長チェ・ソフ役がペ・ヘソン、ノ支配人役がチョン・ドンファなど個性豊かな俳優がキャスティングされています。

また、麻姑神と死神には、怪優とも言えるソ・イスクとカン・ホンソクがキャスティング。ヨンジュ城の護衛隊長にして高句麗貴族の後孫であるコ・チョンミョン役を演じるのがイ・ドヒョンで、ヨヌ役をイ・テソンが熱演しています。

韓国ドラマ「ホテルデルーナ」のあらすじ

幽霊ばかりが宿泊しているという不思議なホテルデルーナが舞台です。

そこの女社長であるマンウォル(イ・ジウン)は、訪れる幽霊たちにおもてなしをしていたのですが、ある日突然人間の男が迷い込んでくるのです。

その人間を見逃す代わりにホテルデルーナで働くことになってしまったのがエリートホテルマンのチャンソン(ヨ・ジング)です。マンウォルとチャンソンはホテルデルーナで運命的な出会いをするのです。

はじめは嫌々ながらもホテルで働いていたチャンソンですが、訪れる幽霊たちの様々な事情に接しているうちに自身も成長していきます。

そして、実はマンウォルとチャンソンは遠い昔に出会っていて不思議な縁で繋がっていたことも後々判明していきます。

マンウォルは、1300年前から月霊樹の呪いに囚われていて悪霊たちの未練を解決してホテルデルーナを通して死神に引き渡す役目を担っていました。

そんなマンウォル自身も、1300年前の因縁を断ち切る必要がありました。そして、自らの罪により呪われた存在のマンウォルと人間のチャンソンとでは、どんなに想い合ってもいつかは別れを迎えなければならないことに変わりはありません。

ホテルデルーナからひとり、またひとりと住人たちが去っていきます。そしてマンウォルも例外ではなく、天に召される時がきてチャンソンを置いてホテルを去っていくのです。いつか再会することを強く望んで・・・。

その後、二人は本当にニューヨークで再会を果たしホテルブルームーンを開業します。

韓国ドラマ「ホテルデルーナ」の感想

ホテルデルーナを観た感想ですが、幽霊をテーマにしていても全く怖くなく、現実味のある程よいファンタジーが楽しめる作品だと思いました。

登場人物ですが、まずマンウォルがとてもキュートでありながら凛とした美しさもありたまに男前過ぎるところがあったりと魅力的なヒロインでした。

主人公の二人とも初めは気性の荒さが目立っていたけれど、マンウォルもチャンソンも徐々に人間らしくなっていく過程が良かったですね。チャンソンは見れば見るほどに魅力的になっていって、二人の純な愛情にホロリときました。

そして、この作品の最大の見どころは、マンウォルとチャンソンの関係でしょうか？

少しずつ深まっていく愛と、明かされるマンウォルたちの過去に切ない気持ちになること間違いなしです。途中マンウォルの元彼まで出てくるので切ない中にも恋のドキドキとハラハラも同時に楽しめちゃいます。