韓国ドラマ「ジャイアント」

第二次世界大戦終了後、東アジアの国はどこも大打撃を受けました。そんな東アジアの国々が1965年から1990年前半にかけて経済成長を遂げたことを「東アジアの奇跡」と呼んでいます。韓国で起きた奇跡は「漢江の奇跡」と呼ばれるもので、ソウルの中心地を流れる漢江の名前を取ったものです。

もともとは農地だった漢江の南側の江南地域は2013年の今も地価が韓国一高い場所と言われています。そんな江南地域の建設工事利権をめぐる戦いを描いたドラマが「ジャイアント」です。

韓国ドラマ「ジャイアント」は主人公のガンモの一家が離散するところから始まります。ガンモの父が密輸計画に巻き込まれて射殺され、それを機にガンモ、兄のソンモ、妹のミジュは離れて暮らすこととなります。やがて大きくなったガンモは万宝建設に、そしてミジュは万宝建設のライバルである大陸建設の家政婦として働いています。

兄のソンモはひょんなことから父を殺したピリョンの部下となり、お互いに兄弟と知らぬまま距離を縮めていきます。

見どころとなるのはイ・ボムスさん演じるガンモの真っすぐな性格です。不正を嫌い、正義のために戦い、家族を愛すガンモの姿は、一般的にドラマには関心が薄いと言われる男性の視聴者も魅了しました。